吸気温度でキャブセットをコントロールする

GROMの純正ECUにはいろんなセンサーが付いています。

熱帯から寒冷地まで問題なく走行できるように、吸気温度センサーによって自動的にキャブセットが変わります。

INJT-RPM-ATMP

O2センサーはGND固定、油温センサーは190Ω(100℃)固定、TPS(スロットルポジション)は98%全開固定です。吸気温度センサーを外して可変抵抗を取り付け約20℃~30℃で変化させています(ATMP)。

吸気温度センサーにつなぐ抵抗値を変化させるとインジェクション量もそれに応じで変化し、気温が下がるにつれて噴射量が増加していきます。マップの形状はあまり変わらず、吸気温度に応じて上下に平行移動するようなイメージですね。

この特性を利用して、吸気温度センサーのカプラから線を出して、ハンドル周辺に取り付けた可変抵抗で走行中にキャブセットをコントロールしている人もいるようです。

O2センサーが生きていると折角調整した燃調を元に戻そうという制御がECU側で働いてしまうので、例えばGNDに落とすなどして、燃調のフィードバックがかからないようにしておくのが重要です。

ただ、O2センサーの処理については単純にGNDに落とせば良いかというと、それだけでもないという話もあります。O2キャンセラーといわれている製品はもちろんGNDに落とすだけの処理をしているわけではありません。

当然ECUにはO2センサーが壊れていないかを判断する処理がプログラムされているでしょうし、O2センサーが壊れていると判断されたからといってすぐにエンジンが止まるのは困るので、その場合はO2センサーに依存しないようなデフォルトのセッティングに落ち着くのではないかと思うのですが、まさにそのあたりはブラックボックスでよくわかりません。

いずれにしろ、ベースとなるECUの動きが良くわからないと、その後段でサブコンなどを使った補正をかけても思い通りの結果が得られない可能性も高いです。実際にサーキット走行中にいきなり調子が悪くなったとかいう話をよく聞きます。

サーキットまで行ってマシンの調子が不安定というのが一番困るので、最初のセッティングは大変ですが、フルコンを使うのが実は近道のような気がしています。今年のDE耐のレギュレーションでもフルコンOKになるようですね。

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